【ビジネス解読】「最高速度600キロ」目指すという「韓国版新幹線」の面妖…在来線で走らせて安全性は大丈夫か (1/3ページ)

2014.11.25


 韓国の次世代高速鉄道「ヘム」。また試験走行段階だが、最高速度はすでに421キロを達成している(ユーチューブより)【拡大】

 最高設計速度が時速500キロを超えるというリニア中央新幹線。日本が誇る、この「夢の超特急」をはるかにしのぐ高速鉄道が、ある国で開発中だということをご存じだろうか。

 目標とする最高速度はリニアを上回る時速600キロ。東京−大阪間なら、1時間足らずで走破してしまうという、とんでもない速さだ。そんなスピードが果たして必要なのか、そもそもどうやって安全性を確保するのかという素朴な疑問はひとまず置いておくとして、このスーパートレインに国の威信をかけているのはどこかというと…。そう、お隣・韓国だ。

■韓国の狭い国土に必要?

 決して夢物語ではない。韓国では「HEMU−430X」、通称・ヘム(海霧)と呼ばれる車両が昨年3月、すでに試験走行で時速421キロの最高速度を達成している。鉄輪式鉄道では、フランスのTGV(時速574キロ)、中国の和諧号(時速487キロ)、そして日本の新幹線(時速443キロ)に次いで、世界で4番目の速さだ。

 韓国・国家技術標準院は昨年12月、経済的な波及効果が大きい新技術の一つにヘムに用いられている動力分散方式の推進技術を選定した。韓国政府の入れ込みようがうがかえる。聯合ニュースは「(新型車両が)一般走行速度の370キロで走れば、ソウルから釜山まで1時間30分台での移動が可能だ」と報じた。

 ヘムは、2013年から来年8月までに10万キロの試験走行を行い、最終的には時速450キロの最高速度を達成する目標を掲げている。なぜ450キロかというと、新幹線の最高速度が443キロだから。韓国・国土交通省はその後、時速600キロ級の高速列車の開発を目指すのだという。

 この計画が実現すれば、世界で100番目あたりの広さを誇る韓国の国土(日本の3分の1以下)なら、どこに行くにもあっという間に到着してしまうだろう。くどいようだが、「本当に必要?」との疑問が頭を離れないが、韓国政府は海外市場への売り込みも視野に入れているという。

 そんな韓国期待の星・ヘムだが、最近、韓国KBSが実に残念なニュースを報じて話題になっている。

 

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