【ソウルから 倭人の眼】急転換する韓国“朴槿恵外交” 自尊心と不安の間で  (1/4ページ)

2014.11.28

 慰安婦問題をはじめとした“歴史認識”の問題で日本に強硬な姿勢を続けてきた韓国の朴槿恵政権が、最近にわかに、日韓に中国を含めた3カ国の外相会談と首脳会談に前向きになっている。北京での日中首脳会談を受けてのものだが、表向き、日本への軟化を思わせそうな“変わり身”の速さだ。地政学上、長らく周辺国の状況に敏感であり続けた韓国外交の特性を物語っている。(ソウル 名村隆寛)

■にこやかな朴大統領

 オーストラリア・ブリスベーンで開かれた20カ国・地域(G20)首脳会合の各国首脳会談(15日)の場で、朴槿恵大統領が安倍晋三首相と手を取り合った。一対一の握手ではなく、各国首脳が手を交差させ、隣り合う首脳と手をつないだ。日韓両首脳は隣同士。朴大統領が、あの“にこやか”な顔で安倍首相と手をつなぐ映像や写真は、韓国メディアでもそこそこの大きさで報じられた。

 日韓両首脳の映像で思い出すのが、3月にオランダ・ハーグで行われた日米韓首脳会談の際、朴大統領が韓国語で話しかけた安倍首相に対して見せた、黙殺するようなムスッとした表情だ。あれから8カ月近くたった。ぶぜんとした顔と、にっこり笑顔。朴大統領の表情は、当時とは全く対照的で、目で見た限りはたいそうな変わりようだった。

 朴大統領は10日、北京で中国の習近平国家主席と会談し、日中韓外相会談の年内開催で意見が一致。13日にはミャンマーでの東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス3(日中韓)首脳会議で、安倍首相の提案を受け、首相の退席後「日中韓首脳会談が開かれることを希望する」と発言した。安倍首相は、手をつないだ15日、朴大統領に「ぜひ私も(3カ国首脳会談を)やりたいと思う」と語りかけた。

 

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