【劇場型半島】盗みを正当化する韓国の“愛国”「日本が返せ」とすり替えられる議論 韓国「文化財闇市場」  (1/3ページ)

2014.12.16


 長崎県対馬市の梅林寺から盗まれた高さ約11センチの「誕生仏」(対馬市教育委員会提供)【拡大】

 韓国の窃盗団によってまた対馬の仏像が盗まれた。2年前に盗まれた仏像2体は韓国の司法判断で韓国に留め置かれたまま。11月末の会談で日本側が改めて返還を求めたところ、「韓国から日本に持ち出された文化財は6万7千点以上あり、これらも議論する機関の設置を」と論点をすり替えるような提案がなされた。韓国内でも「2体を返すべき」との声も少なくないが、「ウリナラ(韓国)文化万歳」のナショナリズムの前には、道理が引っ込む不条理がある。(桜井紀雄)

■バッシングに懲りて世論迎合?

 新たに盗まれたのは、長崎県対馬市の梅林寺にあった市指定有形文化財の「誕生仏」。11月24日に盗難に遭い、通報で駆け付けた警察官が港で、誕生仏を所持していた自称住職(70)ら韓国人5人を見つけ、逮捕した。うち2人が「売ればカネになる」と供述したという。

 2012年10月にも、対馬市の寺と神社から国の重要文化財を含む仏像2体が盗まれ、韓国に持ち出される事件があっただけに、韓国でも「仏像の返還問題が韓日外交の争点になっている中、再び韓国人の窃盗事件が起きた」と衝撃をもって報じられた。

 12年に盗まれた仏像のうち1体について、本来の所有者を主張する韓国の寺の請求で、韓国の地裁が昨年2月、「日本が正当に持ち出した証拠がない限り、返してはならない」と、日本への返還を差し止める仮処分を決定。2体は韓国の国立文化財研究所に「接近禁止」の札を付けられ、保管されている。

 そうした最中、今年11月29日、横浜市で開かれた日中韓文化相会合に合わせた会談で、下村博文文部科学相が「長年、信仰対象として大切に保管されてきた」と、改めて2体の返還を韓国の金鍾徳(キム・ジョンドク)文化体育観光相に求めた。

 韓国の聯合ニュースによると、これに対し、金氏は「その問題だけでなく、日本側が韓国から不法に持ち出した文化財も議論しなければならない」とし、「この問題を協議する両国共同の機関を設置するよう」提案。「海外にある韓国文化財の43%に当たる6万7千点以上が日本にある」とも強調したという。

 そもそも、現在の窃盗事件の被害品と、過去の海外流出した文化財は、同じ議論の俎上に上げるべきものではなく、金氏の提案は論点のすり替えと言わざるを得ない。

 これには、伏線があった。昨年9月の会談でも2体の返還を求めた下村氏に対し、前任の文化体育観光相が「盗難・略奪文化財は返還すべきだ」と常識的な返答をしたところ、「返還を約束した」と報じられ、「勝手に返還を決めるとは何事だ」と韓国内でバッシングにさらされた。

 韓国世論受けするような今回の金氏の共同機関設置提案について、韓国メディアは「これを意識したのか、今回の韓国側の回答は大きく変わった」と伝えた。

 

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