【アメリカを読む】ルーブル急落 攻勢強めるオバマ政権 ロシアの“暴発リスク”は (1/3ページ)

2014.12.29

 オバマ米政権がウクライナ問題をめぐるロシアへの経済制裁で攻勢を強めている。今年初めには1ドル=32ルーブルだったルーブル相場は今月16日には一時、1ドル=80ルーブルの安値を記録。バラク・オバマ大統領(53)はロシア経済が危機の瀬戸際にあるとみて、さらなる経済制裁強化も視野に、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領(62)に圧力をかける構えだ。ただしプーチン大統領らロシア側は経済制裁に屈するそぶりはみせておらず、オバマ氏の攻勢がロシアからの妥協を導き出せるかどうかは不透明だ。制裁強化はプーチン氏の暴発という不測の事態を招くリスクもあり、米露の緊張関係は先が見通せないままだ。

 ■「危機の瀬戸際」と断言

 「私がプーチン氏のアドバイザーなら、現在の経済状況を非常に懸念しているだろう」

 ジェイソン・ファーマン米大統領経済諮問委員会(CEA)委員長(44)は16日、ホワイトハウスの定例会見に同席し、通貨ルーブルの急落に見舞われるロシア経済を哀れんでみせた。

 またファーマン氏はロシア経済を「危機の瀬戸際に立たされている」と断言。「(ウクライナ問題などで)国際的なルールに従わなかった結果だ」とも話した。ウクライナへの軍事介入などで自ら危機を招いたプーチン氏に対するホワイトハウス内での嘲笑が聞こえるようだ。

 米国は3月、ウクライナ問題をめぐり、プーチン大統領の最側近らの資産凍結や米国への渡航禁止措置を行うと発表。その後も7月に国営石油企業ロスネフチなどエネルギー産業の大手企業を狙った経済制裁を決めるなど、欧州と協調のうえで段階的にロシアへの圧力を強めてきた。

 

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。