中国軍、習近平主席に反旗 200人粛清で逆恨み バブル崩壊も加速… (1/2ページ)

2015.01.09


粛清に次ぐ粛清。その反動が習政権を脅かす (新華社=共同)【拡大】

 習近平国家主席が進める反腐敗運動によって粛清の嵐が吹き荒れる中国。巨額収賄の容疑で周永康前政治局常務委員を8日までに送検するなど江沢民元国家主席率いる「上海閥」に続き、胡錦濤前国家主席の側近、令計画・人民政治協商会議副主席を追い落とし、標的は中国共産主義青年団(共青団)出身で構成する「団派」に移行したもようだ。独裁体制を強める習政権だが、反体制勢力の不穏な動きも目立ち、足下は揺らいでいる。中国情勢に精通する評論家、宮崎正弘氏が緊急リポートする。

 中国の2015年は、経済的にはバブル崩壊が本格化し、銀行の天文学的な不良債権が露呈するだろう。

 世界経済を巻き込む大混乱が引き起こされる可能性が高く、中国経済はその後、「失われた20年」を迎える。このことは、ノーベル経済学賞受賞者で米プリンストン大のポール・クルーグマン教授らも予測している。

 政治的には、習国家主席の権力基盤が固まるかに見えて、共産党中枢が「土砂崩れ」を起こす危険性のほうが高い。

 以下に理由を列挙してみたい。

 第1に「反腐敗キャンペーン」の影響で失脚し、左遷された旧江沢民人脈から思わぬ反撃に遭遇するリスクがある。

 現実に薄煕来氏の残党は「毛沢東幇」を組織し、清貧な毛沢東主義に戻れと主張して民衆の支持を拡大した。

 この隠された狙いは習政権打倒である。

 第2に長老の李鵬氏ら電力利権をもつ守旧派が習氏に協力的ではない。

 引退組の宋平氏や李瑞環氏らも習路線を牽制(けんせい)するため、胡前国家主席や李克強首相が率いる「団派」の後ろ盾になっている。

 

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