パイプ持つイスラム法学者が交渉へ名乗り 元同志社大教授の中田考氏「シリアに渡る用意ある」

2015.01.22

 イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」とみられるグループによる日本人2人の拘束事件に関連し、イスラム国側とパイプを持つとされるイスラム法学者で元同志社大教授の中田考氏(54)が22日、都内で会見を開いた。メディアを通じてイスラム国に呼びかけ、「シリアに渡る用意がある」と人質解放に向けた交渉役に乗り出す意向を明らかにした。

 「72時間はあまりに短かすぎる。もう少し時間をいただきたい」

 東京都千代田区有楽町の日本外国特派員協会。

 中田氏は、集まった十数台のテレビカメラや約200人の報道陣の前で、日本語とアラビア語をまじえてイスラム国にこう呼びかけた。

 その上で、人質解放の交渉役として「必要であればシリアに渡る用意がある」とも明かした。

 イスラム国とこれまで何度も連絡を取り合ってきたという中田氏。

 同氏によると、イスラム国の「広報、宣教担当の司令官」であるウマル・グラバー氏と親交があり、「現在もコンタクトが取れる」状態だという。

 ウマル氏はフェイスブックやツイッターのアカウントを持ち、昨年8月には中田氏に「人質になっている湯川氏の裁判をしたい」との要請があった。それを受け、中田氏は同月末に外務省にシリア渡航の際の協力を要請したものの断られ、シリア行きを断念したという。

 中田氏は解決手段として「テロリストの要求にそのまま応じることはできない」とした上で、「交渉の糸口をつかむことが大事だ」と強調。事態打開のための案の1つとして、「トルコや赤新月社(赤十字の関係団体)を仲介役としてイスラム国の支配下にある住民に対して人道支援を行うことだ」と提言した。

 

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