イスラム国、緊急声明発表か 昨年10月以降に行われた日本人人質交渉は頓挫か (2/2ページ)

2015.01.23

 これについて、菅長官は先の会見で「いろいろな情報には接しているが、真偽について政府としてコメントするのは控えたい」と述べるにとどめた。

 一方、イスラム国とシリア反体制派組織の間で昨年10月下旬以降、湯川さんら日本人2人を含む人質・捕虜交換の交渉が行われたが、反体制派がイスラム国に金銭の支払いを求めたため、頓挫した可能性があることが分かった。

 これは後藤さんの足取りを知る、シリア北部の武装組織「北部革命戦士団」のシリア人男性(38)が、産経新聞に明らかにした。

 男性によると、後藤さんがシリア人ガイドの案内でイスラム国に向かった昨年10月下旬、この男性はイスラム国支配地域に隣接する町の検問所に詰めており、イスラム国側に入ろうとする後藤さんらの通過は危険性が高いとして拒否した。

 しかし、後藤さんらは、北部を拠点とする別の反体制派組織「イスラム戦線」の幹部に電話で連絡を取り、口添えを依頼した。この幹部が男性の上官に「イスラム国側にツテがあるため、戻れる保証がある」と伝えたことから、検問所通過が認められた。

 イスラム戦線とイスラム国は互いの捕虜の交換交渉を以前から行っており、後藤さんのほか、昨年8月に捕らえられた湯川さんをめぐっても交渉に当たったという。

 だが、交渉は難航した。男性は「(イスラム戦線は)単なる捕虜交換ではなく、イスラム国側に金銭の支払いも求めたので、条件が折り合わなかった」と語った。

 この男性の話が事実だったとしても、イスラム国側に日本人2人の解放に応じる意思があったかどうかは不明だ。

 

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