【経済インサイド】「ロッテ」創業家長男“電撃追放劇”真相はどこに 頑なに沈黙を守るロッテ、流出する「憶測」 (1/3ページ)

2015.01.25

 今月9日に発表された日本ロッテホールディングス(HD)重光宏之副会長(60)の解任。グループトップの後継本命とみられていた長男の電撃的な“追放”は、「経営手腕を問われた引責か」など、さまざまな憶測を呼んでいる。ただ、事情に詳しい関係筋が強めている見方は、「経営問題というより、創業家内の対立ではないか」というものだ。韓国財閥の雄の一角であるロッテ創業家内部で何が起きているのか。

■「総帥」の強い意向か

 宏之氏は8日の臨時株主総会で解任された。わずか数日前の5日には、3子会社での役職を解かれたばかり。「何が起きたのか」。メディアは取材に走ったが、同社の広報担当者は「機密事項にかかわる」として、背景を一切説明しなかった。

 ロッテHDは、重光武雄会長(92)が1948年に東京で創業し、チューインガムやチョコレート菓子で事業を拡大。進駐軍が日本に持ち込んだチューインガムにヒントを得たという。50年代には「グリーンガム」など、今に続く人気商品を世に出している。

 日韓国交正常化後の67年、韓国へ進出。近年は、菓子中心の日本事業を長男の宏之氏が統括。小売やホテル、レジャーなどを手広く手がける韓国事業を、次男で韓国ロッテグループ会長の昭夫氏(59)が指揮してきた。

 日韓で「分業体制」を敷いた形で、日韓のロッテは互いに組織が独立し、人事交流もほとんどない。2013年度の売上高は、韓国ロッテが約5兆円であるのに対し、日本ロッテは4077億円と、大きく差がついている。

 今回の解任には、グループの「総帥」である武雄氏の強い意向が働いたといわれている。朝鮮日報日本語版は、昭夫氏が今月13日、韓国で「解任は父がしたこと」と話したと報じた。

 非上場企業であるロッテは、情報をまったく開示していない。このため、解任の背景について、さまざまな憶測が飛んでいる。

 

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