【経済インサイド】「日本車キラー」の面影なし…韓国・現代自の“無駄遣い体質”と“強すぎる労組” (1/3ページ)

2015.01.26

 サムスン電子と並んで韓国経済成長の原動力だった現代自動車グループがもがいている。ウォン高が直撃し、業績が悪化。米国やアジアでの販売が伸び悩んでいるが、強すぎる労働組合がネックになって海外生産を増やすこともできず、八方ふさがりの状況だ。日本円で約8兆円という巨額投資をぶち上げ、販売台数が1000万台を超えたトヨタ自動車など「新ビッグ3」に追いすがる構えを見せるが、もはや「日本車キラー」と呼ばれたかつての勢いは消えうせている。

■無駄遣い!?1兆円100階建ての本社建設

 「2018年までに販売900万台時代を開く」

 中央日報(電子版)によると、現代自グループの鄭夢九会長は2日、ソウル本社での仕事始め式でこう宣言。ハイブリッド車などの技術で差別化し、トヨタやゼネラルモーターズ(GM)に対抗していく考えを示した。

 5日には、18年までに設備投資や研究開発費用として総額約81兆ウォン(約8兆円)の巨費を国内中心に投じる計画を発表。環境対応車や自動運転など次世代技術の開発を加速する方針だ。

 昨年初めて世界販売が800万台の大台を突破し、年初から攻めの姿勢を鮮明にした現代自。ただ、業界には懐疑的な受け止めも根強く、国内向けアピールではないかとの指摘もある。

 現代自は昨年、約100階建ての本社建設のため、10兆ウォン(約1兆円)をかけ、ソウルの一等地を購入することを決めた。市場の想定を上回る提示額だったことで、株価は下落、「無駄遣い」と批判を浴びた。

 環境技術にしても、米国では燃費の誇大表示問題で、当局と1億ドル(約120億円)の制裁金支払いで合意したばかり。

 今月12日から開幕したデトロイトモーターショーで主力車「ソナタ」の新型HVをお披露目したが、信頼回復は道半ばだ。

 14年の米国の新車販売では“ライバル”と位置付けるトヨタやGMが前年比で5%以上の伸びを記録する中、現代自(起亜自動車除く)は0.7%増の72万5718台にとどまった。

 

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