死刑囚と後藤さん交換にヨルダン賛否 「テロ国家認める」「日本と関係維持」 (1/2ページ)

2015.01.28


 邦人人質事件で事態打開に向け調整が続く中、記者団の質問に答える中山泰秀外務副大臣=27日、アンマン(共同)【拡大】

 イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」による日本人殺害脅迫事件は27日、ビデオ声明がインターネット上で確認されてから1週間が経過した。この間、人質1人が殺害されたとする画像が確認され、残る1人の解放条件が身代金の支払いからヨルダンで収監中のイラク人死刑囚釈放へと変化。国内外からはイスラム国を非難する声明も相次いでいる。軍のパイロットが拘束されているヨルダンの市民は日本側に同情を示しているが、新たな解放条件をのむことに対しては賛否が割れている。

 【アンマン=森本充】湯川遥菜(はるな)さん(42)が殺害されたとする画像がネット上で確認され、ともに拘束されたフリージャーナリストの後藤健二さん(47)の解放条件が変化して以降、ヨルダンでも地元メディアが今回の殺害脅迫事件を徐々に伝えるようになった。

 建設業のバーシム・ナッサールさん(31)もその情報に触れた。「痛ましい。無事解放されることを望む」と語る。

 だが、後藤さんと死刑囚との“交換”には否定的だ。「イスラム国は、国でも政府でもない。テロリストと同じ土俵に立つべきではない」と語る。

 ヨルダン大学で法律を学ぶ女子大生のメイさん(21)も同意見だ。「交換することはイスラム国を国として認めることにつながりかねない」と危ぶむ。

 交換相手の死刑囚の問題を挙げる市民もいる。死刑囚は2005年、首都アンマンで連続ホテル爆破テロに関与。この一連のテロでは少なくとも60人が死亡したとされる。「犠牲者やその家族の思いを踏みにじる」。宝石店従業員のムハンマド・アブルースさん(35)はこう語り、話し合いでの解決を模索すべきだと訴える。

 

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