後藤さん妻を引っ張り出した卑劣「イスラム国」 透けて見える弱みと焦り (1/4ページ)

2015.01.30


NGO団体「ローリー・ペック・トラスト」のサイト上で公開された後藤さんの妻の声明 (インターネットから)【拡大】

 どこまで狡猾なのか。イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」による日本人殺害脅迫事件で、拘束されているフリージャーナリスト、後藤健二さん(47)の妻の声明が初めて公表された。「次は健二だ」。妻はイスラム国のメッセージを世界に公表するよう強要するメールを受けていたという。妻は後藤さん解放に残された時間は少なく、これが「最後のチャンス」かもしれないとも訴えた。要求を通すためには家族も脅す。冷血なテロ集団に世界が憤っている。 

 イスラム国に拘束されている後藤さんと、ヨルダンで収監中の女テロリスト、サジダ・リシャウィ死刑囚の人質交換の件で、イスラム国側が設定した死刑囚のトルコ国境への移送の期限が、29日深夜に過ぎた。

 一方、ヨルダンは、イスラム国に捕らわれたヨルダン軍パイロット、モアズ・カサスベ中尉(26)とリシャウィ死刑囚の交換を要求。パイロットの安否が確認できずにいるため、ヨルダン政府は死刑囚が期限後もヨルダン国内にいるとしている。

 イスラム国が29日、インターネット上で公開した画像声明のなかで、後藤さんとされる男性が「私(=後藤さん)の命と引き換えにリシャウィ(死刑囚)をトルコ国境に連れてこなかった場合、ヨルダン軍パイロットをただちに殺害する」と通告していたことから、後藤さんらに危害が加わっていないか、緊張状態が続いている。

 身柄交換が膠着化するなか、これまで沈黙を守ってきた後藤さんの妻が29日午後10時過ぎ、ロイター通信を通じて、後藤さん解放に残された時間は少なく、ヨルダン、日本両政府に命運が委ねられていることを理解してほしい−と訴える声明を公表した。

 

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