【劇場型半島】韓国世論「イスラム国」事件の日本人家族の態度に感嘆 「何でも他人のせいの韓国とは大違い」 (1/4ページ)

2015.02.06


 自宅で記者の取材に応じる、イスラム国で殺害されたとみられる湯川遥菜さんの父親の正一さん=1月25日、千葉市(代表取材)   【拡大】

 イスラム教過激派「イスラム国」が日本人2人を人質にし、日本政府に殺害すると脅迫した事件は韓国でも関心を集めた。韓国人少年がイスラム国に志願したとされ、ひとごとでなくなったこともある。だが、韓国人が目を見張ったのは、人質の1人が殺害されたとみられる画像が出た後の父親の対応だ。極限のなか、「迷惑をかけた」と謝罪し、政府の尽力に感謝する言葉に「見習うべきだ」との書き込みがインターネット上にあふれた。何でも他人や政府のせいにする韓国の風潮に反省を促す声も上がった。(桜井紀雄)

■被害者の父の「謝罪と感謝」に衝撃

 1月24日深夜、人質となった後藤健二さん(47)が、もう一人の人質、湯川遙菜さん(42)が殺害されたとみられる写真を持ち、「ハルナは殺された」と語る映像がインターネット上に流れた。翌25日、湯川さんの父、正一さん(74)が千葉市の自宅で報道各社の代表取材に応じた。

 正一さんがまず口にしたのは次の言葉だ。

 「今回の事件について、皆さまに大変ご迷惑をおかけしました。本当に申し訳ございません」。そしてこう続けた。「同時に、政府をはじめ、関係者に尽力いただき、ありがたいと深く感謝しています」

 終始、硬い表情を崩さず、時折、声を震わせながら、「冷静さを保つだけで手いっぱい。一人になったら耐えられない」とも語り、「嘘であれば」と息子との再会に望みを託した。それでも、その後、息子同様に殺害されたとみられる映像が流れた後藤さんについて「遙菜を心配し、命を懸けて現地に入り、拘束された。非常に心苦しい。早く解放され、日本に帰り、活動してもらいたい」と気遣っていた。

 「親として息子に十分な教育ができたのかということに責任を感じている。息子も、もう少し人生を生きて、皆さんに恩返ししたんだろうと思う」と悔しさもにじませた。

 このインタビューは韓国でも大きく報じられたが、ネットユーザーらの反応は、他の日本に関するニュースと大きく違った。

 父親の言葉に深く感じ入り、「日本の市民意識は本当にすごい。韓国人も見習うべきだ」という書き込みがあふれたのだ。ネットユーザーの一人は、父親に対し、「偉い方だ。心はどれだけ張り裂けそうか。胸が痛む。事件の一刻も早い解決を、手を合わせて祈ります」と記した。

 韓国の通信社、聯合ニュースのスマートホン版の記事へのコメントだけで4000件を優に超え、「認めざるを得ない先進国の市民意識だ」「日本は本当にすごい」といった書き込みが相次いだ。

 

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