中国高官の息子 JPモルガン・チェースに“史上最悪のコネ入社”WSJ報じる

2015.02.10


海外で優雅に暮らす中国高官の子息も多い(共同)【拡大】

 こんなにわかりやすいコネ入社があるだろうか。ダメ息子が、パパの力で金融大手に就職。入社後はセクハラ問題を起こしながら、クビを切られることなくダラダラと居座り続ける−。中国高官と米金融大手で起きた不透明な人事。国外政府高官への贈賄事件に発展する可能性もあり、米当局が調査に乗り出している。

 米紙ウォールストリート・ジャーナルは9日までに、米金融大手JPモルガン・チェースが中国の高虎城商務相の息子(32)の雇用で便宜を図ったとして、当局が調査していると伝えた。国外の政府高官への贈賄を禁じた米国の海外腐敗行為防止法違反の疑いがもたれているという。

 同紙が入手したJPモルガンの内部メールなどによると、高氏の息子は、JPモルガンの面接担当者から「過去最悪の応募者」とみなされたが、2007年に採用された。社内の人事担当者に性的なメールを送るなどの問題を起こし、「未熟で信頼できない」との評価を受けながら、結局09年まで雇用が継続されたという。

 同紙によると、息子の採用は、米商務長官などを務めた元同社幹部の意向が働いていたとみられている。また、高氏は、息子の雇用継続を求め、同社に便宜を図ることを約束。息子は同社を離れた後、ニューヨーク証券取引所などを転々としたという。

 中国外務省の華春瑩副報道局長は9日の記者会見で報道について「外交問題ではない」としてコメントを避けた。

 中国事情に詳しい評論家の宮崎正弘氏は「企業にとってはダメな人材でも高官の子息を入社させておくことで、業務を円滑に進める意味がある。高官にとっては子供を海外に住まわせ、政治生命が危うくなったときに逃亡先を確保しておくという潜在的な狙いがあるのだろう。絶対にこれからも同じ事例が起きるはずだ」と話している。

 

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