中国経済、リーマンショック以来の低水準 成長率7%の目標も危ぶまれ 習政権ショック

2015.03.12


経済減速は習近平主席(左)と李克強首相にも大打撃だ(共同)【拡大】

 中国経済はいよいよ厳しくなってきた。1〜2月の主要経済指標がリーマン・ショック以来の低水準となるなど景気減速は鮮明。経済成長率の目標を7%に引き下げたばかりだが、その達成も危ぶまれている。全国人民代表大会(全人代)開会中の習近平政権にとってもショックは大きい。

 中国国家統計局が11日発表した1〜2月の工業生産は前年同期比6・8%増と、昨年12月の7・9%から大きく減速。リーマン・ショックの影響で生産が落ち込んだ2008年12月以来、約6年ぶりの低水準で、7%台後半という市場の予測を大きく裏切った。

 同時に発表された住宅販売面積が前年同期比17・8%減と大きく下落。不動産業者が開発を手控えており、住宅の新規着工面積も同19・8%減と落ち込んだ。

 住宅市況の悪化で不動産投資が振るわず、幅広い製造業の生産に影響が広がった形だ。

 さらに、消費動向を示す小売売上高も10・7%増と、伸び率が06年2月以来の水準にとどまるなど内需の不振も続く。

 中国政府は全人代で今年の成長率目標を7・0%と、14年より0・5ポイント引き下げると表明。習主席は「新常態(ニューノーマル)」という“公約”を掲げ、安定成長に移行する方針を示す。

 昨年秋から高速鉄道や高速道路、都市基盤整備などの計画を相次いで認可し、連続利下げなどの金融緩和策も打ち出したが、巨艦経済の沈没を支えきれない状況だ。

 「7%達成も困難では」(エコノミスト)との分析もあり、国内経済押し上げのために、もう一段の刺激策が浮上するのは確実だが、バブル崩壊の傷口もより深くなる。日本も「異常事態」に身構える必要がありそうだ。

 

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。