野望むき出しの「赤い軍団」 中国空軍初の西太平洋上空訓練で囁かれる権力闘争 (1/2ページ)

2015.04.08


中国の次世代ステルス機「殲31」。空軍の演習は軍内部での覇権争いか(CFP提供・ゲッティ=共同)【拡大】

 アジアインフラ投資銀行(AIIB)の発足を主導するなど、金融市場での覇権奪取を目指す中国だが、領土への野心も隠していない。先月末、中国空軍が西太平洋上空で初訓練を行ったと発表。沖縄県・尖閣諸島周辺海域で領海侵犯を繰り返す海軍のみならず、空軍の活動範囲も確実に広げていることを誇示した。野望をむき出しにする「赤い軍団」への警戒感が高まっている。

 「今年の訓練計画の一環で、中国の国防に必要なものだ」

 中国空軍の報道官は先月30日、こう強調し、空軍が初めて西太平洋の空域で演習を実施したと明らかにした。

 空軍機は同日、台湾とフィリピン間のバシー海峡を抜けて西太平洋上空に入り、同日中に中国に戻ったという。

 中国国防省は、空軍機の数や訓練の具体的内容について詳細を明らかにしていないが、中国共産党の機関紙「人民日報」(日本語版)は、今回の訓練には新型爆撃機「轟6K」が投入されたと報じた。

 「旧ソ連製爆撃機『ツボレフ』をモデルとして製造された国産機で、射程距離2500キロの巡航ミサイルの搭載が可能だ。航続距離は6000キロに及ぶ」(防衛筋)

 人民日報はさらに、今回の訓練について、「中国空軍の『大』から『強』への移行を示している」との専門家のコメントを紹介。「フィリピン側は航空兵力が弱いため、中国の爆撃機を妨害できない。日本は距離が離れているため、妨害しに来るのに間に合わない」などと、有事を想定したかのような挑発的な分析もしている。

 西太平洋での中国軍による軍事演習は、これまで海軍も行ってきたが、空軍が行うのは初めて。その狙いは何なのか。

 

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