【政治デスクノート】江沢民氏を驚かせた二階総務会長 「3000人訪中」は習近平氏に通用するか (1/2ページ)

2015.04.12


 3月28日、「ボアオアジアフォーラム」年次総会に出席し、報道陣の質問に答える自民党の二階俊博総務会長=中国海南省(共同)【拡大】

 自民党の二階俊博総務会長の鼻息が荒い。5月下旬に3日間の日程で3000人率いての中国訪問を計画している。

 3月下旬には福田康夫元首相に招かれて中国海南省で開かれた「ボアオアジアフォーラム」(福田氏は同フォーラムの理事長)に出席し、同月28日に中国の習近平国家主席との面会を果たした。二階氏は5月の訪中計画を説明し、習氏は「歓迎する」と応じたという。

 二階氏の訪中については、ある「伝説」が有名だ。

 平成12年、当時運輸相だった二階氏は「日中文化観光交流使節団」を率いて訪中した。「人民大会堂で食事ができる」という触れ込みも手伝ってか、「使節団」は2000人の募集定員に対し5000人超まで膨れあがった。

 この数を聞いて「二階氏は一体どのような人物なのだ」と驚いたのが当時の江沢民中国国家主席だった。人民大会堂に集まった「訪中団」の前に突然現れ、盛大な歓待をしたのだ。江氏はその後、中国を訪れた日本の政治家に面会すると、たとえ首相経験者であっても「二階氏とはどのようなかかわりがあるのか」と言うのが口癖になったいう。

 二階氏が一躍「親中派」といわれるようになるのは、このときがきっかけといえよう。与党・保守党の幹事長だった15年には新型肺炎が流行する中国を自民、公明両党の幹事長を連れて訪中し、20年には四川大地震が発生すると航空機をチャーターして被災地に支援物資を送った。中国側が二階氏に大いに感謝したのは言うまでもない。

 二階氏は全国の中小旅行業者らで構成する一般社団法人・全国旅行業協会の会長を、一時期を除いて長く務めている。「5000人使節団」を実現させたのも、観光業に強い二階氏の「政治力」を抜きにはできない。今年2月には、韓国に1400人を連れて訪問、朴槿恵(パク・クネ)大統領と会談したばかりだ。

 

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