【巨星・虚勢の中国】「AIIB」野望…人民元を基軸通貨に 欧州が陥る“中国依存症” (1/2ページ)

2015.04.20

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 中国主導でスタートさせるアジアインフラ投資銀行(AIIB)は、世界との貿易や投資で人民元の使用をさらに増やし、将来的に、人民元を基軸通貨にする戦略と一体化している。

 国際銀行間通信協会(SWIFT)によると、2014年12月の世界の資金決済比率で、人民元は「日本円」に次ぐ5位に急浮上した。

 ここ数年、アジア周辺国は人民元経済圏として膨張を続け、香港やシンガポールのみならず、欧州やカナダなどでも人民元オフショア・センターが設立された。昨年には、英国やドイツ、フランスなどで人民元決済の銀行も決まった。

 3月下旬、中国海南省で開かれた「ボアオ・アジアフォーラム」に出席した国際通貨基金(IMF)の朱民副専務理事は「取引面でみると、人民元はSDR構成通貨に採用される資格がある」と記者団に語った。ちなみに彼は、世界金融の舞台で“ミスター元”の異名で知られている。

 SDRとは、IMFの特別引き出し権(Special Drawing Rights/SDR)のことで、現在、4通貨(ドル、ユーロ、ポンド、円)で構成される。

 中国は長年、外貨準備の大半をドル資産に投資してきたため、08年のリーマン・ショックで相当な痛手を受けた。そのころから、欧州との経済関係強化へと猛発進し、欧州連合(EU)が経済破綻の危機にあった12年には、ドイツのメルケル首相が「中国はアジアで最重要パートナー」と明言し、同国メディアも「中国は欧州の救世主」と報じている。

 

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