【緯度経度】変わらぬ韓国社会の姿を浮き彫りにした政界金銭スキャンダル (1/2ページ)

2015.04.20

 中堅財閥の成完鍾(ソン・ワンジョン)・京南企業前会長が暴露した政界金銭スキャンダルが韓国政治を揺るがせている。朴槿恵(パク・クネ)政権の要人多数に疑惑が出ている。政権にとっては命取りになりかねない。

 成・前会長は経営不正を理由に検察当局に追及され自殺してしまったが、直前の遺書的な京郷新聞とのインタビュー全文が公開され話題になっている。

 内容は「みんなにあれだけ金銭支援をしてやったのに自分の頼みは誰も聞いてくれない」といった嘆きで、とくに政治家には「義理」も「信頼」もないと怒りをぶちまけている。

 彼は検察捜査から逃れるため、過去、面倒を見たり親しかったりした大統領側近の秘書室長や首相など多くの有力政治家に「命ごい」して回ったがほとんど断られてしまったのだ。

 そこでインタビューでは「どこの国でも政治集団というのは義理と信頼の中で時には命をかけて政権を誕生させる。信頼を守るのが正道ではないのか」「家族も信頼、職場も信頼関係なのに人を利用してばかりでいいのか」「自分も加わって政権を誕生させたことはすべての人が知っている。検察捜査は大統領の裁可なしにはありえない。朴槿恵政府が成功するためには大統領がちゃんとしなければならない。信頼と義理を守り、悔しい思いをする者が出ないようにしてほしい」…と大統領への不満も語っている。

 小学校中退ながら裸一貫で中堅財閥にのし上がった人物で、出身地の忠清道を基盤に資金バラまきなどによる人脈作りは有名。国会議員に一度なったが、この時は選挙違反で議席を失っている。たたき上げのいわば“政商”だった。

 

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