【ウイグルの真実】中国が与えた名ばかり「自治区」 あらゆる手段で追い込まれ人間以下の扱いも (2/2ページ)

2015.05.08


新疆ウイグル自治区で警戒する武装警察官ら (共同)【拡大】

 中国の王朝時代、ウイグル人は中国やモンゴル遊牧民族の圧力を受けながらも、独立と従属を繰り返していた。1944年には「東トルキスタン共和国」を樹立したが、中国共産党が49年に政権を握ってからは中国に併合され、55年に新疆ウイグル自治区という名称になった。

 中国政府は、ウイグル人に「自治権」を与えたはずだが、実際は名ばかりの「自治区」だった。ウイグル語の使用や、宗教の自由などへの厳しい制限が科せられ、漢民族の大量移住が進められている。最大都市ウルムチでは、人口の約8割が漢民族になったという。

 政治や経済、教育、外交、軍事など、あらゆる手段を使って、ウイグル人は追い込まれている。漢民族に比べて、さまざまな差別と不利益を受けている。3等市民、4等市民、あるいは人間以下の扱いを受けている。ウイグル人はまるで刑務所の中で、この世の地獄で生きている。

 ■トゥール ムハメット 農学博士。ウイグル人権活動家。1963年、ウイグル生まれ。85年、中国農業大学卒。99年、九州大学大学院博士課程修了。新疆農業大学講師、九州大学外国人研究員など歴任し、2000年から民間会社勤務。13年、国際ウイグル人権民主財団日本全権代表、15年、世界ウイグル会議日本・東アジア全権代表。月刊誌『WiLL』などに、ウイグル問題で寄稿。

 

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