正恩氏、暗殺危機 相次ぐ幹部処刑で軍暴発も 辺真一氏「かつてない異常事態」 (1/2ページ)

2015.05.14


4月に平壌で開かれた人民軍幹部大会での玄永哲・人民武力部長(左端)。処刑の理由の1つは居眠りとも伝えられた(聯合=共同)【拡大】

 北朝鮮の玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)人民武力部長(国防相に相当)が反逆罪のため処刑された事件は、金正恩第1書記の強権・強圧統治が一段とエスカレートしている様子をうかがわせる。韓国の情報機関、国家情報院によると、金第1書記体制下ではすでに70人余りの幹部が処刑されたという。「恐怖政治」以外で体制を固められない異常事態に、専門家は、「クーデターや暗殺の可能性も否定できない」と指摘している。Xデーはいつか。

 玄氏は金第1書記の側近で、軍総参謀長も務めるなど軍要職を歴任した実力者。コリア・レポート編集長の辺真一氏は、「玄氏は軍のナンバー2という評価もあるが、ナンバーワンとされる黄炳瑞(ファン・ビョンソ)総政治局長は労働党から派遣された、いわゆるキャリアだ。生粋の軍人である玄氏こそが軍のトップだった」と語る。

 金第1書記の父親の金正日総書記も敵対勢力を粛清してきたが、辺氏は「軍のトップを処刑することはなかった。父親の時代にはない異常事態」と評価し、こう続ける。

 「軍の統制が取れているかどうかは人事で判断できる。人民武力部長は、玄氏で4人目。新たに就任すると5人目となる。軍の要職をとっかえひっかえしていることは、盤石ではない証左。金第1書記の若さもハンデになっている。父親の世代にあたる人物に、経験や実績もない金第1書記が『俺の命令は絶対服従だ』と言っても、こけにされたり、軽んじられたりされ、それが幹部らの態度に出ている。早い時期に芽を摘む、荒療治を行っているのだろう」

 

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