玄氏の粛清理由は、4月の軍行事で居眠りし、軍関連の指示に従わず口答えをしたことだという。これまでの粛清の背景にも幹部らの現体制への反発があったとされるが、2012年7月の李英鎬(リ・ヨンホ)軍総参謀長の解任では、金日成主席の遺体が安置される宮殿で金第1書記と同じ列で参拝したこと、13年12月の張成沢(チャン・ソンテク)国防委前副委員長の処刑では、金第1書記に対する「適当な拍手」が理由の一つに挙げられるなど、異常性が際立っている。
北朝鮮は昨年、金第1書記暗殺を題材にした米コメディー映画「ザ・インタビュー」に過剰に反発。配給元のソニー・ピクチャーズエンタテインメントが正体不明のハッキング攻撃に遭うという事件も起きた。
「北朝鮮では建国70年にわたって目立ったクーデターはなかったが、金正日時代には、酔っ払った警護に銃を突きつけられたという事件があった。今後はクーデターの可能性も否定できない。さらに現実的に起こりうるのは暗殺だ。ここまで無慈悲に残忍極まりなく、軍の功労者をいとも簡単に処刑すると反発がある。気を付けなければならないのは側近だ」(辺氏)
北の動向が注視される。




