朴政権、はせ参じたAIIBで冷遇の大誤算 あわてて日米に再接近も… (2/2ページ)

2015.06.01


アジア開発銀行の中尾武彦総裁(左)との会談を前に握手する朴大統領=5月26日(聯合=共同)【拡大】

 そうしたなか、朴大統領は5月26日、ADBの中尾武彦総裁と会談し、今後3年間でADBに6億ドル(約742億円)の資金を拠出すると発表した。ADBとも引き続き協力する姿勢を示すことで、米国の不信感がこれ以上強まらないようする狙いがうかがえる。

 財務省出身の中尾総裁と会談したことで、日本への思惑も透けてみえる。歴史・領土問題と安全保障・経済問題を切り離す「2トラック戦略」というかなり身勝手な論法だが、経済が不振のなかで、なりふり構わない姿勢だ。

 週刊東洋経済元編集長の勝又壽良氏は「AIIBを通じて経済圏拡大と政治的な影響力を強めようとする中国と、これを警戒する米国との溝が深まり、日本も距離を置いている。一方で韓国は中国に籠絡されたが、期待したほどAIIBで有利な立場とならず、外交的に孤立するようになったことで、あわてて日米に再接近しているが、信用は失われている」と解説する。

 二股で失敗した朴政権が、再び分裂外交を進めようとしているが、大丈夫なのか。

 

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