【LA発 米国通信】中国人の出産ツアーに米捜査当局ピリピリ おとり捜査で中国系弁護士を逮捕したが… (1/2ページ)

2015.06.09


 一斉摘発を受けた「マタニティーホテル」と見られるアパート=3月3日、米国カリフォルニア州アーバイン(ロイター)【拡大】

 生まれてくる子供の米国籍取得のため、中国人妊婦らが入国目的を偽り、米国で出産を繰り返している問題で、米連邦検察などは、カリフォルニア州に拠点を置く「出産ツアー」業者や、妊婦の宿泊先となる民家を装った「マタニティーホテル」の摘発を強化している。入国目的を偽る行為は不法入国につながる。妊婦側から高額の費用を受け取る業者には脱税容疑もかかる。おとり捜査までしかけ、妊婦側の弁護士の逮捕に踏み切った検察の捜査からは並々ならぬ意気込みが感じられる。

 4月のロサンゼルス国際空港。搭乗ゲートに向かう中国人夫婦が捜査関係者に呼び止められ、身柄を拘束された。乳児も一緒だった。夫婦は中国から「出産ツアー」に参加し、捜査当局による「マタニティーホテル」摘発で、事情聴取を受けていた。夫婦は重要参考人として、当局の許可が出るまで、米国にとどまるよう命じられていたが、帰国を強行しようとして身柄を拘束されたのだ。

 夫婦が拘束される数日前、同じように重要参考人となっていた別の中国人夫婦が出国してしまっていた。このため、捜査当局は重要参考人の動向に目を光らせていた。

 航空会社のチェックインや、空港のセキュリティーチェックの際、旅券情報がひっかかるはずだった参考人がなぜ突破できたのか。逃げた夫婦と、拘束された夫婦はいずれもカリフォルニ州アーバインの出入国管理が専門の中国系弁護士と契約していた。捜査当局はこの弁護士が重要参考人の出国に関与しているとの見方を強めた。

 

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