AIIB、屈辱の幕開け 7カ国“署名見送り” 致命的欠陥も解消されず (1/3ページ)

2015.07.01

 中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)の設立協定署名式は、創設メンバー57カ国中、フィリピンなど7カ国が署名をしないという屈辱の幕開けとなった。習近平国家主席は「歴史的意義がある歩みだ」と強調するが、実態は中国の「独裁」に近い。調達コストの高さという致命的欠陥が解消されるメドは立たず、発足しても機能不全に陥るとの指摘もある。株価暴落も止まらず、中国経済の危機は続く。

 「中国がこれまで主導権を握ってきた国際機関は、竹と籐(とう)の公正な貿易を通じて生産者などの福祉向上を目指す国際竹籐組織くらいのものだった」と報じたのは米経済メディアのブルームバーグ。

 29日のAIIB設立協定署名式では、創設メンバー57カ国のうちタイ、マレーシア、フィリピン、デンマーク、ポーランド、クウェート、南アフリカの7カ国は式に出席したものの名前が呼ばれず、署名も見送られ、会場が騒然とする場面もあった。

 フィリピンは中国による南シナ海の岩礁埋め立てに強く反発して署名に難色を示している。中国は「国内手続きを経て、年末までに署名することができる」と説明するが、思惑通りに事態が進んでいない状況がうかがえた。

 欧米が世界銀行や国際通貨基金(IMF)に強い影響力を持ち、日本もアジア開発銀行(ADB)のかじ取りを握るのに対し、中国の経験不足は際立っている。

 

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。