党機関紙「人民日報」は習氏が別の視察場所で、民衆に対して、「政治はどうですか。あなたたちが泣いているか、あるいは笑っているかで、政治の状態が良く分かります。私はあなたたちを同じ故郷の人と思っています。生活のことでも、言いたいことがあれば、何でも言ってください」と愛想笑いをするなど親しげに話しかけていた。
ところが、実際に習氏に直訴しようとした女性が現れると、ボディガードに取り押さえられるなど、言っていることと、やっていることとがまったく正反対であることがはっきりとした。
このため、ネット上では「習近平が視察で語りかけている人々は、当局が手配したサクラが大半だ。しかも、群衆のなかにボディガードを紛れ込ませて、民衆を取り締まるなど、まったくひどい。習近平の笑顔は全くの作り笑いで、演技でありニセ物だ」などと手厳しい批判が書き込まれている。