シー・シェパード、クジラ映画製作の日本人女性監督を“攻撃” (2/2ページ)

2015.07.12


「クジラ映画」制作のイベントで、プレゼンテーションする佐々木芽生さん=4月7日、東京都内(佐々木正明撮影)【拡大】

 さらに、和歌山県太地町で追い込み漁を行う漁師たちは「海の賢い生き物を容赦なく仕留める無慈悲な殺し屋だ」とも非難。「太地町の漁師が一方的に責められていることに心を痛める」という佐々木監督の映画は「ベストプロパガンダ作品として日本の映画祭で初めて賞を受賞するかもしれない」と揶揄した。

 ワトソン容疑者は大げさな表現で声明を発表することで、支持者らをあおり、シー・シェパードが標的とする対象への圧力を高めようとしている。

 声明が出た後、支持者からは佐々木監督への誹謗中傷コメントが寄せられるようになった。中には、「NYから彼女を追放しろ」「そんな映画、絶対に、ボイコットしてやる」などと、脅迫じみた内容もある。

 佐々木監督は、現代アート作品を収集し、芸術家を育てた米国人夫妻を題材にした前作作品の「ハーブ&ドロシー」が評価され、米国の映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞を受賞した実力派の監督だ。

 和歌山県太地町のイルカ漁の漁師たちを一方的に批判した米映画「ザ・コーヴ」に対して強い違和感を抱き、この問題に関して、バランスの取れたドキュメンタリー作品を製作することを決意。これまで世界中の捕鯨論争の現場に出向き、精力的に撮影を進めてきた。来年初頭の海外映画祭でのプレミア公開を目指している。

 現在、クラウドファンディングという手法で、支持者から作品製作のための寄付金を募っている。

 佐々木監督は「どんな妨害にあっても、必ずこの映画を完成して世に出したい。みなさんの力添えが心の支えだ」と話している。

 

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