【ビジネス解読】パクリの「シャオミ」がパクられた?、連鎖止まらない中国の“模倣文化” (1/3ページ)

2015.08.10


 シャオミのスマホの「本物」と「偽物」の見分け方を解説する動画。シャオミのさまざまな製品について、同様の動画や記事がネット上には数多く存在する(ユーチューブから)【拡大】

 お見事のひと言に尽きる。

 何って、中国のパクリ文化のことだ。もう“文化”と呼ぶことにしよう。世界中で注目される超先進ハイテクメーカー、北京小米科技(シャオミ)。米アップルのスマートフォンやタブレット、ホームページデザインに至るまで、どうみてもパクリとされる商品を低価格で販売し急成長しているシャオミだが、そのシャオミの、これまたほぼ完璧なコピー商品が、中国やアジア、欧州にまで出回っているのだ。習近平政権が打ち出している知的財産権保護強化なんて、どこ吹く風。果てしないパクリの連鎖は、とどまるところを知らない。

■あふれかえる模倣製品、真がん判定アプリも登場

 「偽物はケースの色がちょっと黄色っぽいんだ。そして本物はヘッドホンジャックの内側が真鍮(しんちゅう)製だから、わかりやすいよ!」

 動画投稿サイト「ユーチューブ」にアップされたシャオミのハイエンドスマートフォン「mi4」の本物と偽物の見分け方を解説する動画。外観だけでなく、インターフェースやアプリの操作感、それに外箱まで、ほとんど素人にはパッと見でどちらが本物かは見分けがつかないが、その違いを専門家? が丁寧に説明してくれる内容だ。

 そして、これだけではなかった。ネットを検索すると出てくる出てくるこうした解説動画。mi4だけでなく、mi3といった他のスマホ、モバイルバッテリー、腕に装着するウエアラブル端末など、シャオミの精巧なコピー製品が中国・アジアなどにあふれかえっている。

 動画だけではなく、さまざまなテクノロジー系ネットメディアでも、シャオミ製品の偽物の見破り方を解説する画像入りの記事が数多く確認できた。

 これらの動画や記事を見て、筆者が違和感を覚えたのは、もちろん偽物の存在が悪いことであることは前提なのだろうが、どれも面白がっている感じがする点だ。偽物を見破る競争を楽しんでいる雰囲気すら感じる。当のシャオミは、真がんを見分けるチェックアプリまで用意。偽物とおぼしきスマホにこのアプリをダウンロードし、テストして赤い画面が出れば偽物、緑であれば本物という。真面目な対応なのだろうが、何か少しズレれているような…。やはり進化した中国パクリ文化は、われわれの感覚を超越している。

 

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。