朴大統領、日本より経済再生 光復節演説、重い現実…歴史認識よりも時間割く

2015.08.16


15日、日本の植民地支配からの解放70年を祝う「光復節」記念式典で演説する韓国の朴槿恵大統領=ソウル(共同)【拡大】

 【ソウル=名村隆寛】日本による朝鮮半島統治の終結を記念する「光復節」の式典での演説で、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は日本との歴史認識問題よりも韓国経済の再生を優先させ、多くの時間を割いた。韓国メディアが「日本」にこだわるなか、経済に加えて北朝鮮の問題などが無視できない現実を反映する形となった。

 朴大統領は演説の冒頭、日本の統治からの解放や朝鮮戦争を乗り越え、韓国が経済発展を遂げたことに言及。「援助される国から、援助をする国」になったことを強調し、「偉大な道程だった」と振り返った。その上で、自らが掲げる労働、公共、金融、教育分野での「4大改革」を完成させ、「未来の世代に希望を残す」と述べた。

 「国民がもう一度、心を一つにして、危機を機会として再度、跳躍するように」と訴えた朴大統領の言葉からは、先行きが不透明な韓国経済への懸念がうかがえる。格差社会や労使紛争、輸出の停滞に内需冷え込み、財政赤字、雇用の低迷。韓国は特に経済と国民生活で、朴大統領の言葉通り危機に直面している。

 朴大統領は続いて、朝鮮半島の南北分断70年にからみ、北朝鮮について語った。地雷埋設による爆発事件など北朝鮮による軍事挑発を非難し、「いかなる挑発にも断固対応する」と断言。その一方で、「真の光復は民族の統一を通じ完成される」と述べ、北朝鮮と離散家族の名簿を年内に交換する方針を明らかにした。

 

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