なりふり構わぬ習氏「世界最悪の独裁者」を“招待” 潘氏はどう振る舞う? (1/2ページ)

2015.09.02


習近平主席(右)と笑顔で握手するスーダンのバシル大統領=1日、北京(AP)【拡大】

 中国が3日に北京で開催する抗日戦争勝利記念行事に、欧米メディアが「世界最悪の独裁者」と評する人物が参加する。スーダン西部ダルフールでの大量虐殺に関連し、国際刑事裁判所(ICC)が逮捕状を出している同国のバシル大統領だ。中国の習近平国家主席の威信がかかる公式行事に戦争犯罪者が招待されたことに、米国などは批判を強めている。

 習氏「あなたは中国人民の古くからの友人だ」

 バシル氏「式典に招待してもらい、とても幸せだ」

 北京の人民大会堂で1日に行われた会談の冒頭、両首脳はこう語ったという。大量虐殺や逮捕状など、眼中にない様子といえる。

 欧米メディアなどによると、バシル氏は1944年、スーダン北部の農家に生まれ、その後、軍に入隊した。空挺部隊の准将などを経て、89年6月、イスラム原理主義政党「民族イスラム戦線(NIF)」と手を結んだ無血クーデターで政権を奪取。以降、長期独裁を続けている。

 同国ダルフールでは2003年以降、バシル政権が反政府組織を抑えるため住民を虐殺しており、死者は30万人に達している。ICCは09年、「人道に対する犯罪及び戦争犯罪」の容疑で、バシル氏に対する逮捕状を発付した。

 国際社会は当然、バシル氏を糾弾しているが、中国は違う。スーダンが石油産出国であるためか良好な関係を続け、逮捕状が出た後の11年6月にも、当時の胡錦濤国家主席が人民大会堂でバシル氏と会談し、同政権を支持する姿勢を示した。中国はスーダンの最大貿易相手国である。

 

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