【緯度経度】韓国の大陸志向 朴大統領による国家戦略転換(?)の賭けは吉と出るか凶と出るか (1/2ページ)

2015.09.07

 北京・天安門広場で、中国の習近平国家主席やロシアのプーチン大統領とともに軍事パレードを参観する朴槿恵(パク・クネ)大統領の姿を見て思い出したことがある。

 父・朴正煕(パク・チョンヒ)が青年時代の1940年、韓国で小学校の先生を辞めて満州軍官学校に入学した後、満州から故郷の教え子に送った手紙のことだ。手紙には「満州の広々とした荒野で砂塵の舞う中を堂々と馬に乗っていく朴先生の姿を本当におまえたちに見せてやりたいものだ…」と書かれていた(趙甲済(チョ・ガブチェ)著、永守良孝訳『朴正煕−韓国近代革命家の実像』から)。

 父は当時、日本の満州進出に乗って青春の夢を北方大陸に託した。今また娘・朴槿恵が新たな「韓国の夢」を北方大陸に賭けようとしているように見える。中国、ロシア、モンゴル、カザフスタン、ウズベキスタン…大陸国家が目立つ天安門に並び立った彼女は、韓国の“大陸勢力化”を目指しているのだろうか。

 韓国人の夢である大陸志向は、民族的に大いに意気上がった1988年秋のソウル五輪でも記憶に残る。開幕を前に最大手紙『朝鮮日報』は、「大陸へ行こう」と題して次のようにげきを飛ばしたものだ(1988年9月6日付から)。

 「あの広大なシベリア、満州の平野、中国を下って…数千年にわたってわが民族の活動舞台でなかったところはない。その広々とした大陸が今、わが民族を呼んでいる。モスクワからタシケント、沿海州、吉林省、北京、山東、揚子江、広東、ハノイ、プノンペンまで、わが民族の力量、韓国の力を必要としている。大陸へ行こう」

 

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