英メディア、習主席酷評 銭ゲバ外交で女性記者が辛辣質問「モラルはどこに…」 (1/2ページ)

2015.10.23

 英国を訪問中の中国の習近平国家主席に対し、英国メディアが警戒感を示している。政府や王室の厚遇ぶりや、総額400億ポンド(約7兆4000億円)の契約締結などを連日トップ級で報じているが、人権問題を抱える共産党独裁国家や、経済最優先で「赤い帝国」にすり寄る自国政府に対して、「カネ、カネ、カネ…」などと批判的な視点で切り込んでいるのだ。「極東の未知なる指導者」への不信感も強そうだ。

 キャメロン英首相と習氏は21日、ロンドン中心にある首相官邸で英中首脳会談を行った。会談後の共同記者会見では、BBCの女性記者が中国の人権問題に絡めて、強烈な質問を投げかけた。

 女性記者「英国民が、民主的でもなく、透明性が足りず、人権について極めて憂慮すべき態度を取っている国との、通商拡大を歓迎するべき理由を教えてください」

 やや顔を引きつらせた両首脳は、「人権を話すには経済関係の発展が重要だ」(キャメロン氏)、「中国は人権の保護を大変重視している。世界中どこをみても、人権問題は常に改善の余地がある」(習氏)と述べるにとどまった。

 キャメロン氏率いる保守党政権の最大の政治テーマは、将来の展望が開けない「国内経済の活性化」だ。そこで、目をつけたのが、チャイナマネーといえる。英国は今年3月、AIIB(アジアインフラ投資銀行)への参加を先進国の中でいち早く表明し、中国の歓心を買っていた。

 首脳会談後、キャメロン氏は、中国とエネルギー協力などで総額400億ポンドの契約を締結したと語った。英南部サマセット州で2025年に完成予定の原発に、中国企業が60億ポンド(約1兆1000億円)を出資し、事業の33・5%の株式を取得することで合意したという。ロイター通信などが報じた。

 このほか、経済協力のメニューには、新高速鉄道建設への中国企業の参入など、安全性や性能に疑問のあるものが並ぶ。チャイナマネーのためなら、背に腹は変えられないということか。

 

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。