習主席、就任以来最大のピンチ 米艦進攻に打つ手なし 不気味な軍、上海閥 (2/3ページ)

2015.10.30


南シナ海への米国のイージス駆逐艦派遣になすすべがない中国の習近平国家主席 (ロイター)【拡大】

 経済運営の5カ年計画や人事問題が注目された5中総会だが、南シナ海での緊張は、国際社会が注視する大問題となった。習氏は29日の最終日まで、対米強硬派らによる突き上げを避けられそうにない。

 元航空自衛隊南西航空混成団司令を務めた佐藤守・元空将(軍事評論家)は「中国は戦争を起こす気はない。自分たちの海空軍力が、こけ脅しの『張り子の虎』であることはよく分かっている。しかも、戦争をすればため込んだ金がなくなってしまい、中国経済は即死状態となる。だから、『口先』で強く恫喝するしかない」と、習政権の苦しい内情を指摘する。

 だが、オバマ政権は、習氏を助ける気はサラサラない。

 オバマ氏は、国際政治や地域緊張の解決に、軍事力を使うことを避ける傾向がある。ペンタゴン(米国防総省)に以前から、「中国の南シナ海での暴挙を放置すれば、国際社会の秩序は崩壊する」と進言されても、習氏が9月に訪米する際に腹を割って話し合おうと、先延ばしにした。

 ところが、オバマ氏の首脳会談や夕食会での呼びかけを、習氏は事務的に「(南シナ海は)古来、中国の領土だ」と言い放った。

 その不遜極まる態度に、いつもは穏やかなオバマ氏の堪忍袋の緒が切れた。ただちに、ハリス米太平洋司令官に「フリーダム・オブ・ナビゲーション(航行の自由)作戦」の承認を伝達した。今後も、中国が「領海」と主張する人工島周辺12カイリ(約22キロ)に艦船を派遣し、監視・哨戒活動を継続する方針だ。

 

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