【断末魔の中韓経済】厚かましくも通貨スワップ再開を要求した韓国 ウォン暴落でも輸出は増えない (2/2ページ)

2015.10.31


「日韓通貨スワップ協定」の再開を求めた韓国・全経連の許昌秀会長(共同)【拡大】

 ウォンの為替レートが下がれば、韓国の輸出企業の国際競争力が高まるのでは。と、思われた読者がいるかもしれない。実は、現在の世界経済は「スロートレード」と呼ばれる問題を抱えているのだ。スロートレードとは、GDP(国内総生産)成長を、貿易成長率が下回る現象である。2012年から15年にかけ、世界のGDP成長率が3・3%だったのに対し、貿易量は3・2%増に過ぎなかった。何と、貿易量の成長率が、GDP成長率を下回っているのだ。現在は、世界的に「外需(貿易)」が伸び悩んでいるのである。

 日本の実質輸出が円安にも関わらず伸びていないのも、スロートレードが一因だ。韓国ウォンが暴落しても、韓国の輸出は増加しない可能性が濃厚なのである。ただ単に、ドル建ての対外負債の返済が困難になっていくだけだ。

 米国が利上げをしたとき、韓国ウォンの暴落は防げるのか。韓国の外貨準備は、本当に「実弾」として役に立つのか。なぜ、韓国は外貨準備の有価証券の「中身」を公開しないのか。

 またもや、韓国が通貨危機におびえる日々が始まった。

 ■三橋貴明(みつはし・たかあき) 1969年、熊本県生まれ。経済評論家、中小企業診断士。大学卒業後、外資系IT業界数社に勤務。現在は「経世論研究所」所長。著書に『中国との貿易をやめても、まったく日本は困らない! 中国経済の真実』(ワック)、『超・技術革命で世界最強となる日本』(徳間書店)、『亡国の農協改革』(飛鳥新社)など多数。

 

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