米、空母で威圧 2隻展開で中国を挟み撃ち 米中海軍トップ会談は平行線 (3/3ページ)

2015.10.31


米空母「ロナルド・レーガン」(共同)【拡大】

 元公安調査庁調査第2部長の菅沼光弘氏は「SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)を搭載した『晋級』戦略ミサイル原子力潜水艦の問題が大きい」といい、続けた。

 「中国の潜水艦基地がある海南島は、南シナ海の水深3、4000メートルの深海域につながっている。中国はそこに晋級原潜を一度潜らせて、米軍の監視網から逃れた後、台湾とフィリピンの間にあるバシー海峡を抜けて、米大陸まで弾道ミサイルが届く海域に潜ませようとしている。これは、米国の安全保障に直結する重大な問題だ」

 日本の一部メディアは「中国、米国艦船航行を非難」「米国の中立性に疑問」など、中国の代理人のような報道を続けている。

 だが、共産党独裁の中国が南シナ海の支配に成功すれば、経済上も安全保障上も絶大なカードを握る。日本や米国、東南アジア諸国は致命的な打撃を被るのだ。

 今後の焦点は、中国が軍事基地の建設を中止するか、米国がどこまで対処するかに移る。

 前出の世良氏は「中国は建設をやめないだろう。中国は一時、建設を中断するかのようなことを言っていたが、結局、急ピッチで滑走路3本を完成させた」といい、「米国は今後、イージス駆逐艦に加え、イージス巡洋艦なども派遣する。しばらく、にらみ合いが続くはずだ」と語る。

 菅沼氏も「米中両国とも後には引けないが、軍事力では米国が圧倒しており、中国に対抗する力はない。展開次第では、習氏の権力基盤に直結する。水面下で、オバマ氏や米政権への工作活動を始めるのではないか」と語っている。

 

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