米軍「制空権」獲得 空母展開&航空戦力を誇示 中国は身動き取れず (1/3ページ)

2015.11.07


飛行甲板で待機する「F/A−18スーパーホーネット」(AP)【拡大】

 米国と中国が南シナ海を舞台に緊張状態にあるなか、「制空権」をめぐる両国の攻防からも目が離せない。習近平国家主席率いる中国は、勝手に埋め立てた岩礁を軍事基地化して同海域を支配しようとしたが、米国は原子力空母「セオドア・ルーズベルト」を同海域にとどまらせて、精強な航空戦力を誇示して徹底対峙しているのだ。イージス駆逐艦1隻に震え上がった「赤い帝国」は、空の戦いでも身動きが取れない状態にある。 

 「私の視察は、地域の平和と安定に極めて重要な役割を担っている米国の軍事力を示すものだ」

 カーター米国防長官は5日、マレーシア・ボルネオ島北方の南シナ海を航行中の空母セオドア・ルーズベルトに、新型輸送機オスプレイで降り立った。米軍が誇る戦闘機の着艦を視察した後、記者団にこう語った。

 カーター氏は前日、ASEAN(東南アジア諸国連合)拡大国防相会議に出席し、「航行の自由」について、中国側と激突したばかり。同空母は、艦載機85機、士官・兵員約3950人という「動く要塞」。自ら乗艦することで、米軍のプレゼンスを示し、覇権を強める中国をけん制した。

 軍事ジャーナリストの井上和彦氏は「同空母1隻の総戦力は、ベルギーやオランダなど、ヨーロッパ中堅国の全軍事力に匹敵する」と語った。

 航空自衛隊南西航空混成団司令を務めた佐藤守・元空将(軍事評論家)も「セオドア・ルーズベルト1隻が南シナ海に展開しているだけで、習政権はまったく身動きが取れない。『制空権』は米軍が完全に握っている。中国は手も足も出ないだろう」と分析した。

 

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