中国資本“爆M&A” 北海道トマムだけではない 草津、石和にも… (1/2ページ)

2015.11.17


中国資本が買収した北海道の星野リゾートトマム【拡大】

 中国資本の日本進出が止まらない。北海道のスキーリゾート「星野リゾートトマム」の買収は衝撃を与えたが、その食指は今、国内旅館に伸びようとしている。円安や東京五輪で訪日外国人がさらに増えることを見越し、最近は東京や京都といった訪日客に人気のゴールデンルートのエリア外にも投資が加速。古い体質から抜け出せず経営を悪化させる地方の旅館は“草刈り場”と化す恐れがある。古き良き日本の温泉街風景が一変しかねない事態だ。

 「『旅館を買いたい』との問い合わせは、毎日20〜30件はあります」

 ホテル・旅館の経営コンサルタントでホテル旅館経営研究所所長の辻右資(ゆうじ)氏のもとには、東京五輪の開催が決まった2年ほど前から外国人からの相談が殺到するようになった。7割が中国人で、日本人の投資家と競合する物件では破格の金額を提示、買収を実行していくという。

 最近は地方の温泉旅館に関心が集まっているといい、「先日は日本人が8000万〜9000万円とした日光の温泉旅館を1億5000万円で買っていきました」と辻氏。「中国人は温泉好き。客足が減り経営に行き詰まる地方の旅館でも中国から観光客を連れてくることで十分稼げると踏んでいる」と話す。

 現在は草津温泉(群馬県)、川俣温泉(栃木県)、石和温泉(山梨県)で名の知れた老舗旅館も契約間近と明かす。

 買収が進む背景には、業績悪化にあえぐ国内旅館の深刻な事情がある。

 東日本大震災以降、国内銀行は日本人投資家への融資を敬遠。日本人オーナーの高齢化が進み、多くの旅館は古い体質から抜け出せずに今にいたっているようだ。

 

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