仏空母“怒りの爆撃”を開始 ドゴール艦載機がIS“首都”の武器庫など空爆

2015.11.24


対ISの本格攻撃を始めた仏空母シャルル・ドゴール(AP)【拡大】

 フランスが、パリ同時多発テロを実行した残虐非道な過激派組織「イスラム国」(IS)への本格的掃討作戦に着手した。シリア沖に展開した原子力空母「シャルル・ドゴール」から23日、ラファール戦闘機などを出撃させ、ISのイラクやシリアの拠点を空爆したのだ。オランド仏大統領は同日のキャメロン英首相に続き、24日にオバマ米大統領、26日にプーチン露大統領と会談し、IS包囲網を構築する。

 一連の攻撃は、ペルシャ湾の北西風を意味する言葉から「シャマール作戦」と名付けられた。

 フランス軍の発表によると、23日午前8時(日本時間午後4時)過ぎ、空母シャルル・ドゴールの艦載機が、IS支配地域を偵察飛行後、イラク北部モスルと中部ラマディ、ISが首都と称するシリア北部ラッカの武器庫などを空爆した。フランス軍のイラク空爆は初めて。地上のイラク軍に加え、ロシア軍とも連携したとみられる。

 さらに、同日午後7時半(同24日午前3時半)ごろから、シャルル・ドゴールに搭載したラファール戦闘機4機と、ヨルダンの基地から出撃したミラージュ2000など戦闘機計10機が、ラッカにあるISの訓練施設や司令施設を空爆した。

 シャルル・ドゴールの前線参加は強力だ。固定翼機35機、ヘリコプター5機が搭載可能で、米軍主導の「有志国連合」が使用している基地からの出撃に比べて、空爆能力は3倍に拡大した。

 有志国連合は、ISの「軍資金」壊滅を加速させている。

 米国防総省は23日、IS掃討作戦で、有志国連合が21日、シリア北東部ハサカと東部デリゾールの間で実施した空爆で、ISが石油密売に使用していたタンクローリー283台を新たに破壊したと発表した。

 米政府は、ISが石油密売で1日当たり平均100万ドル(約1億2300万円)を得ているとみている。今月15日にも116台を破壊した。

 国際的連携も進む。

 オランド氏は23日、仏英首脳会談後の共同記者会見で「(ISへの対処は仏英)共通の義務だ。われわれは最大の損害を与える標的を選び、攻撃を集中させる」と宣言した。キャメロン氏はフランス軍の空爆強化を支持し、週内に英国の空爆参加への承認を議会に求める考えを示した。

 

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