【驕る凄む中国】中国は13年前から“侵略”を準備していた 南シナ海で日米突き放す狡猾戦略 (1/2ページ)

2015.12.01


中国が軍事基地化している南シナ海・スービ礁(ロイター)【拡大】

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 米国は10月末、中国が南シナ海の岩礁を勝手に埋め立てて、軍事基地化しているスービ(中国名・渚碧)礁の12カイリ(約22キロ)内に海軍艦艇を派遣する、「航行の自由作戦」を実行した。

 連動するかのように、オランダ・ハーグの常設仲裁裁判所は今月末、フィリピン政府が申し立てていた、南シナ海の主権をめぐる中国との仲裁手続きを開始した。

 中国に“逆風”が吹き荒れるなか、日本と米国、中国などやASEAN(東南アジア諸国連合)諸国が参加する、東アジア首脳会議が同21日から、マレーシアの首都クアラルンプールで開かれた。

 米国は「G2(米中)は同床異夢」とようやくさとり、中国を「潜在的な敵性国家」と位置付けてアジアに戻ってきた。中国への懸念も噴出したが、“金満な恋人”に肩入れしてか、両てんびんをかけてか、ASEAN首脳の口は重たかった。

 議長国マレーシアのナジブ・ラザク首相は開幕演説で、南シナ海について「国際法での解決が重要」としながら、「中国」や「人工島」には触れなかった。

 マレーシアと中国の間にも、ジェームズ(同・曽母暗)礁の領有権をめぐる問題がある。だが、他のASEAN諸国同様、習近平国家主席が唱える「一帯一路」構想を支持し、AIIB(アジアインフラ投資銀行)に加盟するなど、経済関係の強化や深化に邁進しているのだ。

 別の背景として、2002年、ASEAN10カ国+中国で署名した、「南シナ海における関係国の行動宣言(DOC)」がある。

 南シナ海での紛争は、当事者2国間による協議で解決する。南シナ海の平和と安全は、中国とASEANでともに取り組むべき問題であり、第三国を介入させない−という中国主導の枠組みだ。

 

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