中国の動物クローン工場建設で物議 ES細胞捏造の韓国教授とタッグで不安… (1/2ページ)

2015.12.14


 冬に備え、ドイツで行われた放牧中の牛を牛舎に戻す作業。中韓企業が進める計画が軌道に乗ると、大自然でのびのび育てる牧歌的な風景を目にできなくなる可能性も…(AP)【拡大】

 中韓共同による世界最大の動物クローン工場建設計画が、物議を醸している。建設予定地は中国北部の港湾都市、天津市だ。年間100万頭の高級肉牛などの家畜やペット犬、果ては絶滅危惧種の動物までもクローンで“大量生産”するという。中国では2000年以降、食肉需要の高まりから、牛や豚のクローン作りが活発化しているものの、安全性が証明されていない状態。交流サイト(SNS)では早くも大量の批判が噴出している。

■ペット・絶滅危惧種も

 英経済紙フィナンシャル・タイムズや英紙デーリー・テレグラフ(いずれも電子版)などによると、工場建設を進めているのは中国のバイオ企業「ボヤライフ」と、韓国の「スアム生命工学研究院」。スアムは05年以降、550匹の子犬のクローンを作り、販売した実績があるとされる。スアムを率いる黄(ファン)禹(ウ)錫(ソク)・元ソウル大学校獣医科大学教授(62)は、05年に世界で初めてクローン犬作りに成功したが、その直後に胚性幹細胞(ES細胞)論文の捏(ねつ)造(ぞう)が発覚、研究成果を疑問視する声も少なくない。

 両社の計画では、総投資額は30億元(約575億4000万円)。まず2億元を投じて約1万5000平方メートルの工場を建設。クローン実験室、動物センター、遺伝子バンク、展示ホールなどを設置するという。工場では高級肉牛や豚など家畜のほか、警察犬や競走馬、死んだペット、絶滅危惧種もクローン技術を駆使して“生産”して販売するという。工場は来年から稼働の予定。

 

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