「中国のバフェット」失踪・摘発の裏 狙われる江沢民主席の“金融人脈” (1/2ページ)

2015.12.16


一時連絡が取れなくなっていた「中国のバフェット」こと郭広昌氏(CFP提供・ゲッティ=共同)【拡大】

 米著名投資家になぞらえ「中国のウォーレン・バフェット」と異名を取る民営投資会社、復星集団会長の郭広昌氏が突然、周囲と連絡が取れなくなっていたが、14日に仕事に復帰したと報じられた。ほかにも有力投資家や証券関係者が中国当局に逮捕、摘発されるケースが相次いでおり、「江沢民元国家主席の金融人脈が切り込まれている」との指摘もある。

 中国メディアによると、郭会長は14日、同集団の会議に出席し、仕事に復帰した。連絡が取れなかったのは当局の調査に協力させられていたためという。

 復星は上海に拠点を置く企業集団で総資産は5兆円とされる。復星傘下の企業が北海道の「星野リゾートトマム」を買収すると発表したことでも話題となった。

 先週後半に郭会長の所在が不明になると、グループ企業の株式が一時取引停止になるなどパニック状態に見舞われたが、この間、何があったのか。香港紙サウスチャイナモーニングポストは、11月から「重大な規律違反」の疑いで当局の調べを受けている上海市の艾宝俊(がい・ほうしゅん)前副市長や中国証券監督管理委員会の姚剛(よう・ごう)副委員長の関連だと報じた。

 評論家の宮崎正弘氏は「郭氏は艾前副市長と親しい関係とされる。習近平指導部の反腐敗キャンペーンの取り調べが進むうちに名前が浮上したのではないか」とみる。

 11月には、「中国のジョージ・ソロス」と呼ばれる上海のヘッジファンドマネジャー、徐翔容疑者も逮捕された。

 上海株が6月中旬以降に暴落して以降、当局は市場関係者らを相次いで摘発。株価を売り崩させないという思惑や、大損した投資家のガス抜きという意図もうかがえるが、宮崎氏はもう一つの狙いを指摘する。

 

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