中国市場“大暴落” 錬金術破綻、世界株安元凶 AIIBも失敗の可能性大 (1/3ページ)

2016.01.06

 中国市場が年始早々、大暴落している。習近平政権は、アジアインフラ投資銀行(AIIB)の本格始動と、国際通貨基金(IMF)の特別引き出し権(SDR)採用で人民元の国際通貨化を狙っているが、冷や水を浴びせられた格好だ。だが、2016年、世界経済の覇権奪取を画策する習政権にとって、これは悪夢の始まりかもしれない。さらなる大暴落が襲い、AIIBも失敗に終わる−。中国事情に精通する評論家の宮崎正弘氏がリポートする。

 4日に中国市場が大暴落したように習政権を待ち受ける大波乱は、主に経済の分野が震源となる。

 世界経済が大混乱に陥ったリーマン・ショック(08年)の引き金=サブプライムローン問題と、中国市場の抱えるリスクとは、構造が酷似しているのだ。

 サブプライムローンは、返済能力の乏しい低所得者にまで高額の住宅ローンを貸し出して破綻をきたした。

 中国の場合も、金融機関が、返済の見込みのない企業や個人にまでむちゃな貸し付けを行うことで投資を促進している。

 「中国経済が従来通りの経済の高成長が維持する」という前提で行われているハイリスクな“錬金術”だが、この前提はすでに崩れている。

 中国経済の失速を象徴するのがGDP(国内総生産)成長率の鈍化だ。

 毎年、3月の全人代でGDPの達成目標が発表されるが、昨年は、当初目標の7%を達成できずに終わる可能性が高い。今年はより激しい悪化に見舞われることが予想される。

 そもそも現段階でも政府発表の数字は水増しされている疑いが濃い。

 

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