【北朝鮮核実験】朴槿恵大統領にくすぶる不満「何のために中国に力注いだ」 北は宣伝放送に反発「戦争の瀬戸際に」

2016.01.10

 【ソウル=名村隆寛】北朝鮮の核実験への対抗措置として韓国軍が8日に再開した軍事境界線付近での対北宣伝放送に対し、北朝鮮の金己男(キム・ギナム)書記は同日、平壌で開かれた「実験成功」の祝賀大会で演説し、「情勢を戦争の瀬戸際へと追い込んでいる」と非難した。宣伝放送の再開に北朝鮮側が反応したのは初めて。

 韓国軍は9日も宣伝放送を続けたが、北朝鮮の軍事的挑発は確認されていない。「国際社会の動向を見極めている」との見方が韓国国内では支配的だ。中国の反発覚悟で強行された核実験に、韓国では「中国限界論」さえ出ているものの、北の暴走を阻止するには中国に期待するしかないというのが実情だ。

 韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外相は8日夜、中国の王毅外相と電話会談し、北朝鮮の核能力高度化の阻止に向けて連携を求めた。王外相は北朝鮮を6カ国協議に戻すよう努力すべきとの姿勢を示したという。6カ国協議の中韓代表も同日、電話会談するなど、韓国は中国との連携を急ぐ姿勢を強めている。

 朴槿恵(パク・クネ)大統領は北朝鮮問題での中国の役割に期待し昨年9月、北京での「抗日戦勝70年」の記念行事に参席。習近平主席との会談もすでに6回行った。だが、北朝鮮の核実験後、習主席とは連絡できていない。

 韓国では「何のために中国に力を注いできたのか」「習主席に直接、北への断固たる措置を求めねばならない」(韓国紙)と朴大統領の対中外交手腕を問う意見が出始めている。

 

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