韓国、長引く不況 新入社員も“リストラ地獄”社会問題化 高月靖氏 (3/3ページ)

2016.01.18

 韓国は平均退職年齢が53歳と若く、中高年層の雇用不安が深刻な問題となっている。60歳定年の義務化はその解消とともに、社会保障費抑制を狙った朴大統領の選挙公約でもある。

 「雇用延長の企業負担は、年齢の高い従業員の賃金を抑える給与体系などで緩和する建前となっている。だが、実際には多くの企業でその準備が進んでいない。代わりに、手っ取り早く人件費負担を減らそうと、先を争ってリストラに走っている」(同)

 つまり50代社員の雇用延長のために、20代社員が首を切られる構図だ。

 「韓国が財政破綻にひんした1990年代でさえ、新入社員がリストラされることはなかった。新規採用も躊躇(ちゅうちょ)して職場が高齢化する一方、中国企業の人材引き抜きも加速している。人的資源の空洞化が新しい頭痛の種になりそうだ」(現地財界関係者)

 高齢化と輸出不振に直面する朴政権は、かつてないシビアなかじ取りを迫られている。

 ■高月靖(たかつき・やすし) ノンフィクションライター。1965年生まれ。兵庫県出身。多摩美術大学グラフィック・デザイン科卒業。韓国のメディア事情などを中心に精力的な取材活動を続けている。『キム・イル 大木金太郎伝説』『独島中毒』『徹底比較 日本vs.韓国』『韓国の「変」』など著書多数。

 

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。