北ミサイル日米包囲網 イージス艦展開にパトリオット配備 中国“責任転嫁”か

2016.02.04

2012年12月、北朝鮮・東倉里の西海衛星発射場から発射される長距離弾道ミサイル(共同)
2012年12月、北朝鮮・東倉里の西海衛星発射場から発射される長距離弾道ミサイル(共同)【拡大】

 北朝鮮による事実上の長距離弾道ミサイルの発射通告を受け、自衛隊と米軍が迎撃態勢を整えている。日本海と東シナ海にイージス艦数隻を展開し、首都圏と沖縄に地対空誘導弾パトリオット(PAC−3)を配備するものだ。国民と領土の安全確保に万全を期す日米包囲網だが、北朝鮮を支援してきた中国は“責任転嫁”とも思える主張を始めた。北朝鮮では、北西部の発射台に加え、東部でも発射準備といえる動きが確認された。

 「速やかに準備万端整うよう、最大限の努力を払ってほしい」

 中谷元(げん)防衛相は3日、自衛隊に迎撃態勢を取らせる破壊措置命令を発令し、こう指示した。

 展開するイージス艦は、海上配備型で最新の迎撃ミサイル(SM−3、射程約1200キロ)を搭載した「きりしま」など3隻。1隻を日本海、2隻を東シナ海に振り分ける。米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)を拠点とする第7艦隊には、弾道ミサイル防衛(BMD)が可能な艦艇が6隻配備されており、数隻が任務に当たるとみられる。

 陸上でも、射程数十キロの地上配備型のPAC−3が“最後の砦”として迎撃する。東京・市谷の防衛省内や、朝霞訓練場(埼玉県)、習志野演習場(千葉県)、沖縄県の那覇基地と知念分屯基地に加え、宮古島と石垣島にも展開する方針だ。

 こうしたなか、北朝鮮は北西部・東倉里(トンチャンリ)の発射台以外に、東部でも弾道ミサイルの移動式発射台に動きが確認されている。

 国際社会も、北朝鮮の暴挙を批判しているが、これまで支援してきた中国はやや違うようだ。

 中国外務省の陸慷報道官は3日の記者会見で、北朝鮮の核問題を話し合う6カ国協議の共同声明に言及し、「中国の原因ではまったくないが、協議は停止に陥った。ある関係国がひたすら一方的に制裁と抑圧を強調する叫び声をあげるなか、北朝鮮は核実験を開始した」と、暗に米国の対北政策を批判した。

 

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