中国、インドネシア高速鉄道計画に暗雲 片山さつき氏が問題点と展望指摘 (1/2ページ)

2016.02.05

中国が受注した高速鉄道は準備不足が目立っている(ロイター)
中国が受注した高速鉄道は準備不足が目立っている(ロイター)【拡大】

  • <p>片山さつき氏</p>

 中国が受注したインドネシア・ジャワ島の高速鉄道計画に、暗雲が垂れ込めている。ジョコ大統領が出席して先月21日に着工式典が開かれたが、中国側のずさんさもあって事業契約すら調印できていないのだ。インフラ輸出などに精通する自民党総務副会長の片山さつき参院議員が、問題点と展望を指摘した。

 「インドネシアに限らず、『(インフラ整備で)なるべく政府の負担はしたくない』という国は多い。中国はそういう国の思惑にうまく乗じてきたのです」

 片山氏はこう語った。

 インドネシアの高速鉄道計画は、首都ジャカルタとバンドンの約140キロを結び、2019年の開業を目指す。日本が工事を請け負う前提で現地調査を進めていたが、中国が割り込み、「事業費55億ドル(約6647億円)の全額融資」「政府の債務保証は求めない」などと大盤振る舞いし、昨年秋に受注した。

 だが、事業契約も調印すらできていない。

 必要書類が未提出なうえ、提出された書類の多くがインドネシア語や英語ではなく中国語で記載されており、担当官が「評価できない」状態だという。中国の計画では、4駅のうち1駅が空軍基地の敷地内に予定しており、計画見直しを求める声もあがっている。

 まさに、「いい加減」という言葉が頭に浮かぶ。現地英字紙も1日、「準備が不足しており、計画が失敗するリスクは高いようにみえる」との社説を掲載した。

 こうした現状を踏まえて、片山氏は「日本は質の高さ、誠実さで勝負しなければなりません」といい、続けた。

 

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