インドネシアも「日本式」にすべし 中国計画は暗礁…台湾新幹線は“安全証明”

2016.02.09

安全性が証明された台湾新幹線=台北駅
安全性が証明された台湾新幹線=台北駅【拡大】

 死者40人、負傷者530人超の被害を出し、今も救援作業が続いている台湾南部で発生した地震の影響で、一部区間で運行中止した台湾新幹線(台湾高速鉄道)が、わずか1日で全線運転を再開した。台湾新幹線は日本の技術を採用しており、その安全性が改めて証明されたかたちだ。一方、同じく地震が多いインドネシアでは、中国が高速鉄道計画を受注したが、安全性への懸念などから建設認可すら下りていない。

 6日の地震で、台湾新幹線は台中以南の運行を中止したが、7日には全線で運転を再開した。

 台湾は日本と似て地震が多い。高速鉄道導入をめぐっては、日本と独仏企業連合が受注合戦を繰り広げたが、1999年の台湾大地震を受け、新幹線が逆転で決まった。

 この事例を学んでほしいのが、地震国であるインドネシアだ。2004年のスマトラ島沖地震(マグニチュード9・1)や、06年のジャワ島中部地震(同6・3)など、大規模地震が多発している。

 同国は現在、ジャワ島に高速鉄道を計画中だが、当初有力だった日本ではなく、昨年秋、大盤振る舞いした中国に発注した。だが、中国のずさんさもあって、事業契約すら調印できていない。

 インドネシア運輸省は3日、地震対策を強化し、鉄道の耐用年数を延ばすなどの改善を中国側に求めたと発表した。改善されなければ認可しない方針で、計画が白紙になる可能性も出てきた。

 地元メディアによると、野党議員からも「中国に発注したのは最大のミスだ」などと、計画中止を求める声が噴出しているという。

 国際政治学者の藤井厳喜氏は「中国が政治力で強引に受注したが、インドネシア国内では混乱もみられる。高速鉄道の安全運行のためにも、インドネシア側が求めてくれば、日本側も再交渉に乗り出すべきだろう」と語っている。

 

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