【石平のChina Watch】ソロス氏に痛いところを突かれた中国 ハードランディング発言に怒り心頭 (1/2ページ)

2016.02.15

 スイスで開かれた「ダボス会議」。ソロス氏の発言に中国は激しく反応した=1月23日(AP)
 スイスで開かれた「ダボス会議」。ソロス氏の発言に中国は激しく反応した=1月23日(AP)【拡大】

 2015年の中国経済に関する当局の統計数字が1月中にほぼ出そろった。それらのデータに基づいて、過去1年の中国経済の実態を探ってみよう。

 政府公表の15年の経済成長率は6・9%。1990年以来25年ぶりの低水準だが、問題は、この低水準の成長率でさえ、かなりの水増しがあろうと思われることである。経済の実態をより適切に反映できる「李克強指数」の2つ、「電力消費量の伸び率」と「鉄道貨物運送量の伸び率」をみると、15年、前者は0・5%増にとどまっており、後者に至っては11・9%減だ。

 ならば、経済全体の成長率が6・9%もあるはずはない。もう一つ、対外貿易の関連数字を見てみると、真実はより明確になってくる。

 15年の中国の対外貿易総額は8%減。そのうち、海外からの輸入総額は14年と比べて14・1%も減少した。海外からの輸入は当然、消費財と生産財の両方を含んでいる。輸入総額が14%以上も減ったことは、中国国内の生産と消費の両方が急速に冷え込んでいることを反映している。

 結局、政府公表の経済成長率以外の、すべての統計数字を照らし合わせてみれば、15年の中国経済は事実上、0%成長に近い水準にあったことはほぼ断言できよう。

 それでは、今年の中国経済はどうなるのか。

 今月1日、国家統計局が発表した1月の購買担当者指数(PMI)は49・4で、昨年12月より0・3ポイント悪化した。新年早々の不吉なデータは、今年の中国経済の不安な先行きを表しているといえよう。

 

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。