【桜井紀雄が見る劇場型半島】「世界評価1位」のはずの韓国仁川空港に非難殺到 中国人らがスルーで密入国 「ISならどうする!」 (1/3ページ)

2016.02.15

 密入国事件が相次いだ韓国・仁川国際空港内を巡回する警察官ら=1月31日(聯合=共同)
 密入国事件が相次いだ韓国・仁川国際空港内を巡回する警察官ら=1月31日(聯合=共同)【拡大】

 「空港サービス評価10年連続世界1位」という韓国の“空”の玄関口、仁川(インチョン)国際空港に非難が殺到している。中国人夫婦が出国審査場を通って制止もされずに密入国していたことが発覚。数日後には、ベトナム人の密入国を許した。「テロリストの侵入だったらどうする!」との世論の怒りをあざ笑うかのように「おまえらに送る最後の警告だ」とアラビア語で書いた偽爆発物が置かれる騒動も起きた。効率化に気を取られ、肝心のセキュリティーがおろそかにされたとの批判もある。

■職員の身勝手で開いたままのドア、声すらかけず…

 最初の事件が起きたのは、1月21日未明のことだ。聯合ニュースなど韓国メディアの報道を総合すると、世界に冠たるハブ空港の“お寒い”実態が浮かぶ。

 成田から仁川空港でトランジット(乗り継ぎ)し、北京に向かうはずだった中国人夫婦=いずれも(31)=が旅客ターミナル3階で、免税エリアから職員専用のスクリーンドアを通って出国審査場に忍び込んだ。

 このドアは、前日夜に業務が終わった後に閉鎖する規則だったにもかかわらず、職員らが中にある休憩室への出入りの「利便性」だけを考え、自由に出入りできる状態になっていた。

 夫婦は、出国審査台や手荷物審査場を素通りして、出国ロビーに出る扉も開けて外に出た。扉は施錠されていたが、「設置から10年近くたち、揺さぶり続けると、ねじが外れた」(聯合ニュース)という。警備担当者は「施設を点検しているのかと思って」(仁川空港公社)、明らかに旅行者風の2人に声をかけることすらしなかった。

 夫婦が外に出るまでにかかった時間は14分。やすやすと密入国を成功させた2人は、当初から違法就労目的だったといい、ブローカーに6万人民元(約105万円)ずつ支払っていた。

 4日後には、中部の地方都市で身柄を拘束されたが、治安当局が扉が破られていたことに気づいたのは、丸1日たった後というお粗末ぶりだった。

 

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。