【山本秀也のチャイナウオッチ】ジョージ・ソロス氏の「ハードランディング」予言に中国が激怒した真の理由はここにあった! (1/2ページ)

2016.02.21

李克強首相(写真)も、ソロス氏の「中国のハードランディング」発言に反論している(共同)
李克強首相(写真)も、ソロス氏の「中国のハードランディング」発言に反論している(共同)【拡大】

 スイスのダボスに世界の首脳やビジネスリーダーが集う「世界経済フォーラム」年次総会(ダボス会議、1月開催)で、投資家ジョージ・ソロス氏が中国経済を「ハードランディングは不可避」と述べた。中国政府は反論に躍起だ。騒動はどこまで進むのだろうか。

 「世界の工場」から「巨大市場」へと変貌する中で、中国は、ダボス会議をしたたかに宣伝利用してきた。ところが、今年は中国経済の減速に議論が集中するとみて、もともと及び腰で会議に臨んでいた。そこに降ってきたのがこの発言だ。

 ソロス氏は、米ブルームバーグTVに対し、中国経済の「ハードランディング」について「私は予測を口にしているのではない。いまそれを目撃しているのだ」と踏み込んだ。さらに、中国政府の無策を指摘し、「中国売り」を宣言した。

 ソロス氏といえば、1992年の「ポンド危機」、97年の「アジア通貨危機」を仕掛けたヘッジファンドの総帥だ。97年10月には、中国への返還後間もない香港市場が危機に巻き込まれる一幕ともなった。

 ソロス氏の「中国売り」発言を悪意ある挑戦とみて、中国政府は1月下旬から国営新華社通信や共産党機関紙「人民日報」といった官製メディアを動員し同氏に「筆誅」を加えている。

 「ソロスらに警告しておく。人民元の空売りは袋小路に陥るのだ」(新華社の英文論評)

 

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