中国の「経済報復」におびえる韓国 THAAD配備検討でチャイナマネー離脱も (1/3ページ)

2016.02.25

習近平国家主席と親密だった朴槿恵大統領(写真)だが、一転して経済報復が懸念されている
習近平国家主席と親密だった朴槿恵大統領(写真)だが、一転して経済報復が懸念されている【拡大】

 これも二股外交のツケか−。韓国の朴槿恵(パク・クネ)政権が、米国の最新鋭地上配備型迎撃システム、高高度防衛ミサイル(THAAD=サード)の配備を検討していることについて、配備に猛反発する中国の「経済報復」を警戒する声が市場で相次いでいる。中国向け輸出の減少や株式・債券市場でのチャイナマネーの離脱が加速すれば、中国依存度が高い韓国経済にとって極めて深刻な事態となる。

 中国の邱国洪駐韓大使は23日、韓国の最大野党「共に民主党」の金鍾仁(キム・ジョンイン)非常対策委員長と会談し、THAADの韓国配備について、「中韓関係の発展が一瞬で破壊されかねない」「韓国の安全が保障されるのか、再考すべきだ」と強い言葉で反対した。会談の大部分をTHAAD配備に割き、同氏の発言内容を韓国メディアに説明するよう党側に要請。米側と配備の協議を進める朴政権を牽制した。

 王毅外相は今月12日、ロイターのインタビューで、THAADについて「項荘舞剣、意在沛公」という古代中国の故事成語を持ち出した。

 楚の武将、項羽が宿敵の劉邦(沛公、のちの前漢皇帝)を招いて剣舞を見せ、隙をついて殺そうとした−という逸話に基づいたもので、中国に米国のTHAADという剣が突きつけられていると強調したわけだ。

 韓国はこれまで「抗日戦争勝利70周年記念行事」の軍事パレードへの朴大統領の出席や、アジアインフラ投資銀行(AIIB)への参加など中国寄りの姿勢が鮮明だった。

 

今、あなたにオススメ
Recommended by

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。